柄の名称・種類を覚えよう!~チェック①

by LIN
Published: Last Updated on 0 comment

チェックとは、縦線と横線が交差して、格子模様になったもの、つまり格子柄のことを指します。交差の組み合わせ、格子数や格子の大きさなどにより、デザインがたくさん生まれます。今回では7種類のチェック柄をご紹介します!

タータンチェック

(tartan check)

元々はスコットランドの高地民族の氏族(クラン)の紋章の代わりで使われていた格子柄。今は普遍的に使われ、チェックが大きくて多色で複雑に重なっているものを指します。

ガンクラブチェック

(gun club check)

1874年、アメリカの狩猟クラブのユニフォームの柄として使われていたことから命名されました。日本名では二重弁慶格子。2~3色または濃淡の違う色のシェパードチェックを組み合わせた格子柄のこと。

グレンチェック

(glen check)

スコットランドやアイルランドの峡谷で織られていたことから命名されました。千鳥格子とヘアラインストライプを組み合わせた格子柄のこと。白と黒が王道の配色である。グレナカートチェックとも言います。

ウインドーぺーン

(window pane)

細い線で構成された四角形が窓枠のように見える格子柄のこと。クラシックな印象を与え、上品さが感じられます。

ハウンドトゥースチェック

(hound’s-tooth check)

日本名では千鳥格子。犬の牙に似ていることから命名されました。白と黒が王道の配色。同数のたて糸とよこ糸で織り出した綾織が一般的だが、最近はプリントのものも多くなってきました。

シェパードチェック

(shepherd’s check)

スコットランドの羊飼いが使っていた柄のことから命名されました。二色使いで、ハウンドトゥースチェックに似ているが、格子にギアギザがない。日本名では小弁慶といいます。

タッターソールチェック

(tattersall check)

ロンドンの馬市場「タッタ―ソール」で使われていたことからこの名がつきました。二色の線が交互に重なっている格子柄のこと。馬用毛布の柄として使われていたため、乗馬格子ともいいます。


いかがでした?それぞれ見た目が違って、雰囲気も変わりますね!スコットランドなどの民族衣装の柄が多く、歴史が長くてクラシックな印象を与えます。次回はチェックの紹介また続きます~

*画像は”文化ファッション大系 ファッション流通講座➎ コーディネートテクニック アパレル編I (商品知識)”により使わせていただいています。

次回はこちら↓↓↓

★柄の関連記事は【柄】のタグをクリックして読んでね!☟

related posts